月とねこ

設計した物置き場です

SolidWorks2019 新機能 【部分エッジ】

概要

SolidWorks2019で新規追加された「部分エッジ」についての解説です

詳細

下図の様に、指定した範囲内にのみ、フィレットや面取りを掛けられるオプションです。
f:id:RyutoAI2xm:20190119181735p:plain

使い方

フィレットの場合

  • 「フィレット」コマンドを選択し「部分エッジ パラメータ」にチェックを入れ、エッジ両端からの位置を定義します f:id:RyutoAI2xm:20190119183830p:plain

面取りの場合

  • 「面取り」コマンドを選択し、フィーチャータイプを「面取りタイプ」に変更。
    「部分エッジ パラメータ」にチェックを入れ、エッジ両端からの位置を定義します。
    f:id:RyutoAI2xm:20190119185404p:plain

共通の仕様

一度「部分エッジパラメータ」にチェックを入れてモデルを作成すると、以後は、フィーチャータイプの切り替えで「フィレット」にも「面取り」にもなります。
コマンド名と結果が一致しなくなる(例 コマンド名:フィレット 結果:面取り)ので、これは良くない仕様だなと、個人的には思います。
f:id:RyutoAI2xm:20190119185514p:plain

使用例

下記の様にフィレットや面取りが掛けられない形状に対して、強引に反映させる場合に使えそうです。

  • エラー時 f:id:RyutoAI2xm:20190119182751p:plain

  • 部分エッジ適用時 f:id:RyutoAI2xm:20190119183142p:plain

挙動の差異

  • エッジとの距離やエッジの形状によって、どのように形状が修正されるかが変化するようです f:id:RyutoAI2xm:20190119183331p:plainf:id:RyutoAI2xm:20190119183330p:plain