ミスミ RAPiD Design(inCAD Components)使用感レビュー
概要
ミスミで最近公開された、RAPiD Design(以下RAP)の導入手順と、使用感についてレビューした記事です。
jp.misumi-ec.com
RAPiD Design(inCAD Components)とは
CAD画面上で、要素部品の仕様を変更すると、ダイレクトに形状が変更される機能です。
例えば、ベアリングの外径を変更すると、それに合わせたベアリングの形状に変更されます。
結論
部品検索の為の導線が、Web検索・RAP内検索と2つ存在するのですが、従来のWeb検索で無いと探せない部品が多々あり、現時点では導入し辛いと感じます
問題点
- RAPからの部品検索ではRAP対応モデルしか検索出来ない。
- RAPに対応していないモデルは、ミスミのWeb画面から検索しないといけない
- 設計時の選択肢が狭まる可能性がある以上、Webから部品検索をしないといけない
よって、RAPから操作したいと考えていても、Webから検索せざるを得ず、RAPを使いたいが、使い辛い。
解決策提案
RAPの画面上から、Webの検索と同等の部品検索が可能となり、RAP非対応のモデルもDL出来るIFにして欲しい。
感想
全体的な印象
操作については、必要なモデルを検索 -> パラメータ設定 -> CAD上にインポート -> 以降はCAD画面上でパラメータ編集 という流れになり、以降のCADモデル入れ替えが不要となり、設計変更が楽になります。
画面上から直接モデルを変更出来るのは、初期の荒い設計検討や、設計の最適化などを行っている際には便利な機能という印象です。
データの受け渡し
任意のフォルダにファイルを置いても、後からパラメータ変更が出来ますので、さしあたり複数人数で使用しても問題は無い様に思います。
導入手順
使用申請
ミスミのRAPiD Designのページより、使用申請を行います。
ソフトのDL先のメールが来ますので「inCAD_Components_XXX.zip」をDL -> 展開し「MisumiRD_SW_setup_dl.exe」を実行します。
- プロキシサーバーの設定うんぬんが出てきますが、ガン無視して「次へ」を実行していきます。
- インストールが完了したら「ツール」->「inCAD Components」->「起動」を選択します。
- 検索画面が出てきますので、ミスミのWeb検索画面同様、部品の仕様を指定して、部品を選択していきます。
バグっぽい挙動
追加工がモデル上に反映されない